鉄筋継手とは？ | コラム | 長野県小諸市 小諸駅【株式会社東建社】

鉄筋は単体で使うこともありますが、複数の鉄筋を組み合わせても使用されます。
そこでポイントとなるのが「鉄筋継手」です。
今回は、鉄筋継手とは何なのか詳しく解説します。
▼鉄筋継手とは
鉄筋継手とは、建築や土木工事で使われる鉄筋をつなぐ方法のことです。
鉄筋はコンクリートの強度を高めるために必要な部材ですが、1本では長さが足りない場合や曲げる必要がある場合があります。
そのようなときに鉄筋継手を使って、複数の鉄筋を連結することができます。
▼鉄筋継手の種類
■重ね継手
重ね継手とは、鉄筋の端を重ねてワイヤーやクリップで固定する方法です。
最も簡単で安価な方法ですが、強度が低く施工時にズレが起きやすいという欠点があります。
■ガス圧接継手
ガス圧接継手とは、鉄筋の端に特殊な金属製のカプラーを取り付けて、高圧ガスを送り込んで圧着する方法です。
強度が高く、施工時間も短いという利点があります。
一方カプラーのコストが高く、ガス圧接機器の設置や管理が必要です。
■溶接継手
溶接継手とは、鉄筋の端を溶接してつなぐ方法です。
強度が最も高く、形状や角度に制限がないメリットがあります。
ただし、溶接技術や検査が必要で、施工時間も長いことがデメリットです。
■機械式継手
機械式継手とは、鉄筋の端にねじ山を切ってカプラーにねじ込む方法です。
強度が高く施工時間も短いですが、カプラーのコストが高く、ねじ切り機器の設置や管理が必要といった欠点があります。
▼まとめ
鉄筋継手とは、複数の鉄筋を連結することです。
重ね継手・ガス圧接継手・溶接継手・機械式継手の4種類があり、それぞれの方法にメリットとデメリットがあります。
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